『食事はバランスよく食べましょう!』
と、よく耳にしますよね。
どうしてバランスよく食べた方が良いのでしょう?
五大栄養素
人間の体は、『たんぱく質』でできています。
その体を動かすのは、『糖質』『脂質』。
だからこの3つはとても大切なんだよと、家庭科で『三大栄養素』を習いました。
ところが三大栄養素だけを食べたとしても、うまく体に吸収されません。
これを手伝うのが、ビタミンやミネラル。
つまり三大栄養素をきっちり消化吸収させるためには、ビタミンとミネラルが不可欠なのです。そこで今ではビタミン、ミネラルも加えて『五大栄養素』と呼ばれています。
さらに最近では、『食物繊維』『ファイトケミカル』を加えて『七大栄養素』と表現されることも増えてきました。
たとえば、肌がきれいになりたい人。
肌に必要な栄養素は???
そう、たんぱく質ですよね。
ところが「お肉は太るから」と野菜ばかり食べていると、肌を作り変える材料が足りないため、新しく作り変えることができません。すると、いつまでもシミが残ったり、新陳代謝が滞ってしまうのです。
私たちの細胞は、生きている限り、必ず新陳代謝をします。
古い細胞は、新しい細胞へと生まれ変わります。
そのためには、必要な栄養素を日々補ってあげる必要があるのですよ~。
だからといって、毎日必要な栄養素をあれこれ計算するとなると、それ自体がストレスになってしまう!
そこで、私が美人塾でおススメしているのが『まごわやさしい』!
これは、食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランス良い食事の考え方。とても分かりやすく、私も大好きな言葉です。
ま=豆類
高たんぱくで、ビタミンや食物繊維も豊富に含まれています。
私の一押しは、納豆!・・・なのですが、これは有名すぎる健康食品。
そこで私がオススメしたいのは、高野豆腐です。
高野豆腐は大豆たんぱく質をギュッと凝縮したもので、その半分がたんぱく質。もはや、たんぱく質の塊と言っても過言ではありません。さらにビタミンやミネラル、脂質などもギュギュっと凝縮されているので、豆腐よりもさらに栄養価がアップ!ダイエットにも、美肌にも、嬉しい食材なのです。
家で作るのが面倒な方は、外食した時、高野豆腐を意識してみてくださいね。
ご=ごま、ナッツなど
ごまは白、黒、金などありますが、たんぱく質や食物繊維、カルシウム、ミネラルなど、栄養成分はほとんど同じです。
しかしながら私の一押しは、黒ごま。
種皮の黒い色には、『アントシアニン』と『リグニン』が含まれています。
アントシアニンは、ブルーベリーで有名になった抗酸化作用のあるポリフェノールのこと。リグニンは、不溶性食物繊維。
私の場合は、トマトジュースに入れて毎日のように食べています!(こちらのコラムを見てね)
ごまは、そのまま食べるより、すった方が吸収が良くなります。
スーパーに行けば『すり胡麻』が売っていますので、便利ですよ~。
わ=わかめなどの海藻類
海藻類は、低カロリーなのにミネラルや食物繊維がたっぷり!
美容と健康の嬉しい味方です。
とはいえ、
「わかめを水でもどして料理するのは面倒!」
なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そこで私がおススメするのは、焼きのり。
スーパーなどで『寿司のり』などとして売っている、大きなサイズの味付けしていないのりです。
我が家は寿司のりを買ってきたら、手で4つに切り、そのままタッパーに入れていつでも食べられるようにしています。
そのままバリバリ食べるもよし、サラダやパスタ、雑炊など色々なものに手でちぎってふりかけています。お手軽に使えるので、出番が増えますよ~。
海藻類って、意識しないと案外食べていない食材。
外食した時は、『わかめの味噌汁』『わかめラーメン』『巻き寿司』など、意識してみましょう!
や=野菜
野菜は低カロリーで、ビタミンやミネラルが豊富。
とはいえ、特に葉野菜は洗ったり茹でたり、下処理が面倒なんですよね。
そこで、忙しいときのおススメは『冷凍野菜をかしこく使う!』です。
栄養が豊富
冷凍野菜は、旬の時期に大量に収穫した野菜を冷凍しているので、栄養面でもかなり優秀なのです。こちらをご覧ください。
高橋 東生(発行年不明) 「旬を取り入れた食生活(秋・冬)」,
これは、ほうれん草に含まれているビタミンCの含有量。
旬である12月は最もビタミンCの含有量が多く、9月と比べてみると約5倍にもなります。このように、冷凍野菜は最も栄養価の高い旬の時期に収穫しているので、季節外れの生野菜よりも栄養価が高いことが多いのですよ~。
冷凍野菜は、すでにカットされているものや下処理がされているものが多いので、忙しいときに時短で便利!いつでも使えるように常備しておくと、忙しい日に大活躍してくれます。
さ=魚
たんぱく質も含まれていますが、何より魚油!
青魚に含まれる油は、脳や血管もちろん、体にも美肌にも素晴らしい!
ただし、注意したいことが。
魚油に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸は、熱に弱い性質があります。
そこでおススメなのが、お刺身です。
旬の青魚は、お刺身で食べるのが一番!
美味しくて栄養価も高く、尚且つ熱に弱いオメガ3を壊さず食べることができます。
しかも切って出すだけの手軽さ。サイコー!
ということで我が家は週に2回は、お刺身を食べています。
し=椎茸などのキノコ類
食物繊維・ミネラルたっぷりで低カロリー。ダイエット&便秘の強い味方です。
特に舞茸は、おススメ。
舞茸だけが持つダイエットの味方『MXフラクション』、免疫力アップの『MDフラクション』は、美と健康の大きな味方!
MXフラクションもMDフラクションも水溶性なので、汁ごと取れるみそ汁や炊き込みご飯などで食べるのが効果的。我が家では、カレーやみそ汁の定番です。
い=芋類
糖質や食物繊維、ビタミンCなどが含まれています。
私のおススメは、ジャガイモ。
ジャガイモには意外や意外、ビタミンCがたくさん含まれています。
ビタミンCは熱に弱いのですが、ジャガイモの場合、でんぷんのおかげで熱にも強いのが特徴。果物が苦手な男性(うちの旦那さん)には、カレーやみそ汁など、ジャガイモでビタミンCを取るようにしていますよ~。
ということで『まごわやさしい』。
一日に一回は、この言葉を思い出して食事をチョイスしてくださいね。
美食同源。食べることがキレイの素です!