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六車奈々『時間割美容 朝ツナでキラキラ目!』

目の下にラメをつけたり、パールを入れたり、インラインを引いたり…。
女性が目元のメイクをあれこれ頑張るのは、

「目をキレイに見せる」

ため。特にマスクを着用すると、目元の印象だけが勝負になってきますから、気合も入りますよね。

 

 

ならば、自力で目がキラキラと輝けば、もっと嬉しいと思いませんか?
若い女性や子供の目は、メイクで頑張らなくてもキラキラと輝いています。
このキラキラ、どのような仕組みで輝いて見えるのでしょう?

 

涙の構造とマイボーム腺

 

私たちの目の表面は、常に涙で覆われていますよね。この涙、実は水分だけで構成されているわけではありません。

涙の三層構造

上の図のように、目に近い方から

・ムチン層
・水層
・油層

の三層構造になっています。一番上にある油膜は油でできていて、これがベールのように目を覆うことで水分の蒸発を防いでいます。
この油の膜こそ、キラキラ目の秘密。油がしっかりと分泌されていると、光が当たった時にキラキラと輝いて見えるのです!

 

キラキラを生み出すマイボーム腺

 

この油を分泌しているのが、マイボーム腺
マイボーム腺は瞼の縁(裏側)にあり、まばたきのたびに「マイバム」と呼ばれる涙の油分を分泌しています。

 

 

つまりマイボーム腺からしっかりと油分を分泌させることこそ、キラキラ目への近道。
では、どうすればマイボーム腺からキラキラ輝く油を分泌させることができるでしょうか?

 

時間割美容 朝ツナでキラキラ目

 

マイボーム腺から油分を分泌させ、キラキラ度をアップさせてくれる食べ物は青魚の油(DHA・EPA)、つまりオメガ3系の油です。オメガ3系の油にも美肌にも血管にも良いことは時間割美容で何度もお伝えしていますが、マイボーム腺にも良いのです〜!!!
本当に青魚ってすごい!

もちろん私は、日常的に魚を食べるようにしています。できれば週の半分は魚を食べられると良いですね。

でも、どうせ魚を食べるなら、最も効率良いときに食べませんか?
さぁ!ここからは時間割美容です。
青魚はいつ食べると、最も効率良いでしょうか?
下のグラフは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所とマルハニチロ株式会社の共同研究。


出典:国立研究開発法人産業技術総合研究所・マルハニチロ株式会社

 

魚油はに食べた方が血中のDHA・EPA濃度がアップしていることがわかります。
つまりDHA・EPAを目的に魚を食べるなら、朝がおすすめということ。

 

理想は、和朝食。
鮭や鯖などの定食が栄養バランスも良くおすすめです。
これは、ある休日の我が家の朝食。

 

ですが平日の朝は、忙しいですよね。

「朝からそんな時間ない!」
「朝からそんなに食べられない!」

という方も多いでしょう。そんな時は、手軽に食べられる

ツナおにぎり
ツナサンド

がおすすめです。

 

青魚が苦手な人は亜麻仁油を

「魚が体に良いことはわかっているけど、苦手で…。」という方には、亜麻仁油がおすすめです。というのも亜麻仁油は、その一部が体内でDHAとEPAに変換されるから。亜麻仁油に関しては、前回のコラムをご覧くださいね。ちなみに私は亜麻仁油を15年ほど飲み続けていますが、本当に良いと実感しています。

 

いかがでしたか?朝ツナキラキラ目。
手軽に美味しく、キラキラ目を目指しましょう!

 

 

【参考文献】
産総研・マルハニチロ株式会社共同プレス発表「魚油による脂質代謝改善効果が摂取時刻によって異なることをマウスで発見―DHAやEPAの摂取は朝が効果的―」2016. 2022年1月5日アクセス
LIME研究会 啓発冊子「マイボーム腺についてご存知ですか?」 2022年3月7日アクセス

有田玲子 、溝口隆典 、川島元子、静香コ 、白川理香 、鈴木孝志、 佐々木聡 、森重直幸 「日本人成人におけるマイボーム腺機能不全の有病率に対する食餌性脂肪酸およびビタミンDの関係平戸-度島研究」  2022年3月7日アクセス
井上浩義(2016)「からだによいオイル」慶應義塾大学出版会
柴田重信 古谷 彰子「時間栄養学とn-3系脂肪酸」
DOI https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/151/1/151_34/_article/-char/ja/2022年1月5日アクセス
厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2020年版)算定検討会報告書」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf2022年1月5日アクセス
斎藤衛郎「n-3系多価不飽和脂肪酸の生理的有効性と栄養学的側面からみた安全性評価」
DOI  https://doi.org/10.5264/eiyogakuzashi.59.12022年1月5日アクセス
寺田新「脂肪酸の種類や油脂の構造による消化・吸収および代謝の違い」
DOI  https://doi.org/10.20665/kakyoshi.61.6_2822022年1月5日アクセス
青山 敏明「中鎖脂肪酸の栄養学的研究 : 最近の研究を中心に」
 DOI https://doi.org/10.5650/oleoscience.3.4032022年1月5日アクセス
久保 加織, 川勝 聡美, 堀越 昌子, 石永 正隆「あまに油の保存性と食品への利用」
DOI  https://doi.org/10.11428/jhej1987.52.3512022年1月5日アクセス
農林水産省「脂肪酸」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kihon/fatty_acid.html2022年1月5日アクセス

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