30歳前後は、「混合肌」や「毛穴詰まり」など、肌トラブルで悩んでいた私。
今ではトラブルから解放されただけでなく、「肌がキレイ!何をしているのですか?」と聞かれるようになりました。
その大きなきっかけが、「朝の洗顔」を見直したことです。
今、肌で悩んでいる人には、特に読んでいただけると嬉しいです。
六車奈々流 朝の洗顔法
美肌を目指すなら、朝の洗顔は、ぬるま湯をパシャパシャかけるだけ。
皮脂を取りすぎないので、肌は元気を取り戻し、メイク崩れからも解放されますよ!
朝の洗顔、ポイントは3つです。
ポイント1 アラサー以降は、洗顔料を使わない
皮脂分泌の落ち着いたアラサー以降の女性は、朝の洗顔はぬるま湯だけで十分。そもそも前夜にメイクなどの汚れは落としているので、朝は寝ている間についた皮脂やホコリを落とすだけ。洗顔料を使うと、「不要な汚れを落とす」というメリットよりも、「皮脂や常在菌を落としすぎる」というデメリットの方が上回ってしまいます。
大切なのは、汚れを落として、皮脂を落としすぎない!
私たちの肌は、適度な皮脂や常在菌のおかげで、潤いやバリア機能を保っています。皮脂を落とし過ぎてしまうと、「もっと皮脂を出して、肌を守らなきゃ!」と過剰に分泌したり、逆に分泌が追いつかない目の周りなどは乾燥に繋がるのです。
実は、アラサー以降の肌トラブルは、「皮脂の取りすぎ」が大きな原因の一つです。
まさに
私もそうでした。かつての私は、酷い混合肌。丁寧にメイクをしても、あっというまにTゾーンがテカテカ。そのくせ頬や目のまわりは乾燥してパキパキ。毛穴もパックリ開き、赤みを帯びた肌は、年齢によるものだと思い、諦めていました。そんな私が皮脂の大切さを知り、朝の洗顔料をやめただけで、どんどん肌が綺麗になったのです!
つまり、
皮脂が気になり、とことん落とす
↓
・肌を守らなきゃ!と、もっと皮脂が出てくる
・皮脂分泌が追いつかない〜!と、乾燥する
↓
過剰な皮脂・乾燥が原因で肌トラブルに
という悪循環になっていました。
ところが、
皮脂の落とし過ぎを見直すだけで、
皮脂分泌量が正常になってくる
↓
適度な皮脂が肌を守る
↓
キメが整い、肌が美しくなる
という好循環になったのです。
ポイント2 水温はぬるま湯で
洗顔は、水温も大切。
例えばハンバーグを作った時、手にはお肉の脂がつきますよね。これを冷たい水で落としたらどうでしょう?脂はほぼ落ちません。ですがお湯に切り替えると、石鹸を使わなくてもほとんど落ちます。つまり熱いお湯は、それほど脂を落とすということ。大切な皮脂を落とし、潤いとバリア機能を奪ってしまいます。
私は一年を通して、ぬるま湯で洗顔しています。肌より少し冷たい30~32度くらい。洗い終えた後は、つっぱり感もなく、皮脂のベタつき感もなく、しっとりとした明るい肌になっていますよ。
ポイント3 絶対にこすらない
最後のポイントは、絶対にこすらないこと。
摩擦は、しわやしみの原因になります。
以前、健康テレビ番組で「正しい洗顔法」のロケをしました。
「洗顔に自信あり!」という女性3人に集まっていただき、目の前で洗顔をしていただいたのですが、それを見ていた美容外科の先生から、「擦ってますね〜」と全員にご指摘が!
自分では擦っていないつもりが、案外擦っているのが洗顔なのですよね〜。
特に擦りがちなのが、水をかける時。両手で水をすくって、そのまま擦ってしまっているのです。
私も、「あ!やってるかも。」と自分のすすぎを見直しました。
今、私の洗顔はパシャパシャと水をかけるだけ。顔と手は触れません。本当に「かけるだけ」にしています。また洗顔後のタオルドライも、タオルをそっと押し当てるだけ。目的は水分を取ることですから、擦らなくても大丈夫。タオルは、1ミリたりとも動かしませんよ〜。
たったこれだけですが、洗顔は朝と夜の一日二回、毎日おこなうもの。これを日々どうするかによって、未来のお肌は大きく変わってきます。つまり日常を見直すことも、立派な美容法。
今、自分の肌に満足していない人は、朝の洗顔から見直してみませんか?
毎日続けると、必ず肌は変わってきます。皮脂バランスが整った肌は、美しいのはもちろん、メイク崩れからも解放されます。そして何より鏡を覗いたとき、いつも肌の綺麗な自分がいると、心までワクワクしてくるのです!
朝は「ぬるま湯洗顔」で、らくちん美肌!
ぜひ、肌本来の力を引き出してあげてくださいね。