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石川小百合「思いが伝わるトークの魔法」 #4 まさに魔法!1000人以上のインタビュー経験から学んだ会話術

TV通販のナビゲーターの仕事を離れて、はや三ヶ月。最近、話し方の講師も始めたのですが、よく耳にするのが「会話が弾まない」というお悩み。誰かと会話をするときに上手く話ができなくて、すぐに会話がとまって気まずくなる事が多いというのです。

読者の皆さまはいかがでしょう?
会話を盛り上げるのは得意ですか?


実は、会話を盛り上げるにはちょっとしたコツがあって、それさえ解ればびっくりするくらいスムーズに会話が弾むようになるのです。
今回はその秘密をお伝えしますね!

 

秘密は言葉のキャッチボール力にあった!


私が出演していたTV通販番組では、MCの私と、商品について説明をしてくれるゲストさんの二人で商品を紹介していました。
このパターンでは、出演者が楽しく会話をして番組を盛り上げる事が求められます。

ミーティングルームでの一枚。六車奈々さんと共演した時は、奈々さんがゲストで私が進行役として、二人でトークを繰り広げました。

お客様にTVの会話を楽しんで頂きながら商品を紹介するというのは、一見簡単そうに見えるのですが、実はある能力が必要とされるのです。

その能力とは、名付けて言葉のキャッチボール力

あくまで、これは私が勝手に名付けた能力ですが。(笑)
では、この「言葉のキャッチボール力」とはどんなものでしょうか?
「言葉のキャッチボール力」とは、お互いに意見も述べあいながら、楽しくコミュニケーションを取りたい時に使えるスキルです。一言でいうと、

キャッチボールをするように、気持ちよく交互に双方の意見を交換し合って、お互いの理解を深めることができる力

です。

 

ちなみに、コミュニケーションを学ぶ場で、「傾聴」とい言葉を耳にされたことのある方もいらっしゃるかもしれません。これは、相手の話にじっと耳を傾け、共感を示しながら、相手とのコミュニケーションを図るスキルです。
「傾聴」のスキルは主に聴くことに特化したスキルなのに対して、「言葉のキャッチボール」は、話すと聴くの両方に関係してきます。「傾聴」については、また別の機会にお話ししますが、シーンに応じて、「傾聴」と「言葉のキャッチボール」のスキルを使い分けることができたら、とても便利だと思います!

ともあれ、今回のお話する「言葉のキャッチボール」のスキルは、日頃のビジネスシーンやプライベートなシーンにおいてもとても役立つと思いますので、よかったら、最後までお付き合いくださいね。

言葉のキャッチボール、できていますか?

さて、『コミュニケーション』とは、『交信する』という意味。お互いの意思を交換することですよね。そのための重要なツールが「言葉のキャッチボール力」なのです。言葉のキャッチボール力は、コミュニケーションの根幹をなすものではないかと私は考えています。

例えば、普段の何気ない会話のシーンを想像してみてください。
二人で話している場合、それぞれが同じような割合で自分の意見や感想を述べあい、テンポよく会話が進んでいるとき、その会話はとても楽しいですよね。

でも、相手だけが切れ間なく延々と話し続けていたら、どうでしょう?
相手の話に対して、自分も同意の気持ちや反対意見を述べたいのに、その機会が与えられず、じっと待たなくてはなりません。やっと、少し自分の意見を言えたと思ったら、また相手が延々と話し続け、自分は聞くだけになっていたとしたら?

そんな時、あなたの気持ちはどうでしょうか?
会話が退屈に思えたり、少し苛立ったりして、会話自体を早々に切り上げようとするかもしれませんよね。そう考えると、もし、これが逆なら相手も同じ気分を味わっているのが解ります。

こういう時は、言葉のキャッチボールが上手くいっていない状態
つまり、コミュニケーションが取れていない状態です。

 

そんな話を聞くと、自分はどういう会話をしているのか気になってきますよね。
それでは早速、あなたの言葉のキャッチボール力を診断してみましょう!

 

石川小百合の『言葉のキャッチボール力』診断

 

まず、ご自分が誰かと会話をしている時のことを思い出してください。

この場合、人の愚痴を聞いたり、相手の悩みにじっくり耳を傾けたりするような場面ではなく、あくまでも、普段のたわいもない会話を想像してみましょう。

 

自分と相手の話す割合は、どのような感じでしょうか?

 

①ほとんど相手が話している 

②ほとんど自分が話している

③両方とも同じくらいの割合で言葉のやりとりをしている感じがある

 

 

いかがでしょうか?
結論から言いますと、③の場合にのみ、あなたに言葉のキャッチボール力がある可能性があります。

この3つの選択肢を見た時、
「①は相手に言葉のキャッチボール力が不足しており、②は自分にそれが不足している」
と思いますよね?
ところが、少し違うのです。
①と②はどちらも、お互いに言葉のキャッチボール力が不足しているのです。
そして③の場合は、あなたか相手、もしくは両者が言葉のキャッチボール力を持っていて、楽しく会話が進んでいる状態だと私は考えています。

 

では、詳しくご説明しますね。私が考える「言葉のキャッチボール力」とは、
会話の中で、自分が話す時と相手の話を聞いている時の両方に必要なスキルなのです。

実際のキャッチボールで例えてみましょう。
キャッチボールが上手でない子供同士でボールのやりとりをしあうと、投げたボールはどこに行くかも解らず、キャッチする側も上手に取れないので、キャッチボールは上手く成立しませんよね。

ところが、父と子でキャッチボールの練習をしているときはどうでしょう。
子供が上手く投げられなくても、お父さんがちゃんとボールをキャッチして、子供がとりやすいようなボールを上手に投げ返してあげれば、キャッチボールは楽しく成立します。そして、もちろん、腕に自信のある人同士で絶妙なボールをやり取りすれば、なおさらストレスなく楽しいキャッチボールになるわけです。

これと同じように、会話も両者にスキルがある場合はもちろん楽しい会話が成立しますが、どちらか一方にだけでも「言葉のキャッチボール力」があれば、相手にその能力がない場合でも、テンポよく上手に会話をコントロールすることができるのです。
つまり、

あなたが言葉のキャッチボール力を磨くことで、どんな相手でも楽しくコミュニケーションを図ることができるようになる

というわけです!

では、お互いに気持ちよく言葉のキャッチボールをするためには、どうやってコントロールをすればよいのでしょうか?

話す時も聞く時も!言葉のキャッチボールが上手になるポイント

先程も触れたように、言葉のキャッチボール力をつけるには、自分が話をする時に使うテクニックと、相手の話を聞く時に使うテクニックの両方が必要になります。
まずは、自分が話をする時に使うテクニックからお話しましょう。

自分が話をする時に使うテクニック

【1】自分が話す時にはコンパクトに要領よく話をまとめる

話をコンパクトにまとめるテクニックはすでにご紹介しましたよね。説明や意見を述べたりする時には、出来るだけコンパクトに話すことで自分の意図を素早く伝え、今度は相手に話のバトンを渡してあげることができます。

【2】話の区切りがついたところで、適度な間をつくる

自分の話が少し長くなる場合でも、一つ一つの話の区切りで、ひと呼吸おくようにして話をすることで、相手が話をするタイミングを作ってあげることができます。相手が質問や反論をしたかったり、自分の意見を言いたかったりしても、間を開けずに話を続けてしまうと、口が挟むことができません。私の経験上、会話中にストレスを感じてしまう原因の多くがここにあると感じています。できるだけ相手にストレスを感じさせないように会話を楽しむのがオトナのマナーですよね。

【3】声の大きさやペースを相手に合わせる

誰かと会話をしているときに、相手の声が大きすぎたり、勢いがありすぎたりすると、話をしていても歯車が上手くかみ合っていないような気分になったことはありませんか?あるいは、相手が自分よりかなり早口だったり、ペースがゆっくり過ぎる場合は、なんだか気持ち悪いものですよね。
「会話が弾む」と感じている時に、その会話をよく聞いてみると、話し始めは声の大きさやペースがそれぞれ違っているとしても、話が盛り上がってくるうちに、それらがシンクロしているのが解ります。つまり、お互いが話に共感をしているときには、声の大きさや、勢いや話のペースが互いに合っている状態になっていることが多いのです。

私はこれまで、対談やインタビューの仕事も数多く担当し、のべ1000人くらいの方々に取材をさせて頂いていますが、そういった経験の中で、そのような感覚を肌で感じてきました。そして、自分が無意識のうちにあることをするようになっていることに気が付きました。
そのあることとは、自分の声のトーンや大きさ、話すスピードなどを相手に合わせているでした。そうすることで相手が心を開いてくれて、インタビューがしやすくなるということを、私は経験から無意識に学んでいたのですが、実はこれ、「ペーシング」と呼ばれる、心理学ではお馴染みのコミュニケーションスキルのひとつなのだと、後になって知りました。

 

話を聞く時に使うテクニック

自分が話し方に気を付けることはできても、相手に対して、「こういう話し方でお願いしますね」と注文をつける訳にはいきませんよね(笑)そんなときに役立つのがこのテクニック。

これは至ってシンプル。
会話のキャッチボールで自分がストレスを感じてしまう時は、大抵、相手がずーっと話続けていて、自分が口を挟むスキがない場合ではないでしょうか?自分も話したいことがあるのにひたすら聞き続けなくてはいけない場合などですね。では、そんな時はどうすればよいのでしょうか?

私は、そんな時、先程の【3】で触れた「ページング」を逆手に取るようにしています。
例えば、相手がものすごい勢いで話続けている場合は、相槌を打つ際に、わざと声のトーンを落として、落ち着いて、ゆっくりとしたスピードで言葉を返すのです。同時に、うなずく動作もゆっくりにします。

最初は、その変化に気づかずに話続けている人でも、しばらくそういう形で相槌を打っていると、大抵の場合、相手が「あ、なんか自分だけ盛り上がりすぎているかも」と感じて、声のトーンや話のペースをダウンしてくれるはずです。

しばらくしても、相手が気づかずにずっと一人で話続けていたとしたら、お互いのペースが違うので、多分、心地よく会話ができないと思います。その結果、ほどなくして会話は終了し、あなたはじっと聞いているストレスから解放されることになるでしょう(笑)

相槌だけで相手の話し方までコントロールできるなんて魔法みたいな話ですが、ご興味のある方は一度試してみてくださいね!

 

いかがでしたでしょうか?
「言葉のキャッチボール力」を身に着けることで、お互いに楽しくスムーズなコミュニケーションを図って頂けたら幸いです!

 

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