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MBSラジオ『ななたび!』日記 #20 鎧神社その4 味を守り続ける老舗洋菓子店の絶品バタークリーム (MBS2020年11月1日OA分)

※この日記の放送は、こちらからお聴きいただけます。

 

今週の『ななたび!』は、鎧神社さん界隈のグルメ。
地元の方に聞き込みをした結果、最も人気が高かったのが、こちらのお店。

大久保駅を出てすぐのところにある、老舗洋菓子店『トリアノン』さん。
地元の方曰く、

「かれこれ50年以上、味が変わらない美味しいお店よ!しかも安いよ!」

とのこと。
何が何でも、食べたい~!!!

ということで店内に入ると、

きゃ~!!!!
美味しそうなケーキが、ずらりっ!

早速、ダメもとで店長さんに取材をお願いしたところ、快諾してくださいました。
ありがとうございます~!

店長の、鈴木一久さんです。


六車:わぁ!メチャメチャおいしそ~っ!!! シュークリームも2種類あるんですね!

鈴木さん:生クリームと、カスタードの2種類です。

 

 

トリアノンさん、ようわかってはるわ。
この時点で、もう100点満点のケーキ屋さん!!!
なぜなら私は、生クリームだけのシュークリームがたまらなく大好きだからだ。(←超・個人的理由)

六車:素晴らしい! 私、生クリームのシュークリームが大好きなんです。

鈴木さん:うちの生クリームは特別な機械で作っているので、『美味しい』とご好評いただいていますよ。

 

ギャ~!!!
それはもう、『食べる』以外の選択肢はない!

他にも、安くて美味しそうなケーキがズラリ。

どのケーキも、美味しそうで大きい。
なのに、かなりお安い!

あかん。
どれにしようか、迷ってしまう。

 

六車:もし、この中でどれか1つオススメするなら?

鈴木さん:バタークリームケーキですね。遠くからわざわざ買いに来てくださるお客様もいらっしゃいますし、コンテストで賞もとっておりますので。

か、かわいい~~~~~。
トイプードルが愛くるしいやないか~い!

ということで、私はこちらの2つ。
バタークリームケーキとシュークリームを、頂くことにしました。

まずは、バタークリームケーキから。
いただきま~す!

 

六車:んっ!?!?! バタークリームなのに、しつこくない!!! お上品!

鈴木さん:できるだけ重たくならないように考えて、あんずのコンポートが入っております。

六車:なるほど。ではバタークリームだけ、舐めていいですか?

 

ペロリ。

んんんんんん~~~!
この味だっ!

しかし、子供のころの思い出よりもくどくない!!!
子供のころに食べたバタークリームは、食べているうちにだんだん胸焼けしてきて
『おえっ』となったのに。メチャクチャ食べやすいし、美味しい!!!

鈴木さん:バターは脂なので、そこをいかに爽やかに食べられるかを考えて作っています。

なるほど~。
でも確かに、このバタ―クリームなら、最後まで美味しく食べられる!

そして驚いたのが、バタークリームケーキのデコレーション技術。


出典:トリアノン公式HP

バタークリームのホールケーキに飾られているお花や犬などは、頑張って練習しないとできない技術だそうです。仕事が終わってから何時間も練習して、できるようになるまで半年くらいかかる人もいるそう。

木さん:うちのお店は、コンテストで優勝したり賞を頂いたりしていますが、バタークリームのデコレーション技術を持った人は、今はそんなに多くないと思います。

 

確かにそうかも。ケーキ屋さんへ行っても、昭和の懐かしい思い出のバタークリームケーキは、見かけなくなっているなぁ。
そう思うと、こんな美味しいバタークリームケーキが食べられるのは貴重だ。
懐かしくて、美味しかった~!

さぁ続いては、シュークリーム。
まずは、こちらを見て~~~~!!!

きゃあ~~~~。
この生クリームの地層!!!!!!
たまりません。

鈴木さん:生クリームだけのシュークリームは特に人気がございまして、午前中で売り切れてしまうことも・・・。

六車:わぁ!今日残っていたのは、めちゃめちゃラッキーですね! いただきま~す!

 

ん~~~~~~~!!!!!
美味しい!
そして、生クリームがほわほわ。

鈴木さん:生クリーム作りには、特殊な機械を使っております。空気を下から送りながら生クリームを立てていますので、たくさん食べても気持ち悪くならず、さらりと召し上がっていただけるかと思います。

六車:わかります!!!生クリームのお味はしっかりしているけれど、舌触りは軽い!!!

 

美味しすぎる。
この生クリームなら、一生舐めていたい。

続いては、シューもパクリ。

六車:!?!?! シューは、逆にしっかりしてる!!!

鈴木さん:そうなんです。シュー皮は硬めの生地を使っております。

軽い生クリームと、しっかりしたシューのハーモニー。たまらん。
生クリームもシューも、開店当時から50年以上、配合は変わっていないそうです。

 

六車:それにしても、このクオリティでこの大きさ。安すぎません?

鈴木さん:うちは昔から、『おばあちゃん・お母さん・お子さん』と三代に渡ってトリアノンでケーキを召し上がってくださっている方が多いので、値段を上げてしまうと、お客様からお叱りをいただきます(笑)

 

えぇお店やぁ~。

 

六車:コンテストで賞をとったケーキも、店頭に並んでいますか?

鈴木さん:『イグレック』ですね。飴細工でグランプリをとったのですが、その飴細工についていたケーキをそのまま製品化しました。

 

イグレックは、トリアノンのパティシエ・岡野好晃さんの作品です。

2008年ジャパンケーキショー東京 味と技のピエスモンテ部門 
グランプリ、連合会長賞受賞。


(出典:トリアノン公式HP

 

それを商品化したのが、こちらです。

『イグレック』は、『ななたび!』にご出演頂いた店員の『ともみ』さんも、イチオシでした! ということで、私はお土産で買って帰ることに~。

おぉぉぉぉぉ。
これね、めちゃめちゃ贅沢で、大人の味。

チョコレートムース、紅茶ババロア、アプリコット生地が、なんとも絶妙に絡み合って、複雑かつリッチな味わいになっています。
おいしいわぁ!!!

 

六車:鈴木さんは、どうしてパティシエに?

鈴木さん:トリアノンは三鷹にもあるのですが、たまたま家が近くて・・・。ケーキ屋さんって、可愛いじゃないですか。女の子にモテるかなぁと思って(笑)

お~い!!!そんなよこしまな気持ちで始めたんか~い!

 

鈴木さん:ケーキ屋さんって、朝早くて夜遅い仕事なんですね。私が入ったのはクリスマス間近で、徹夜続き。すぐに「やめよ!」と思ったのですが・・・。いい先輩に出会って、その技術を教えて頂いたことで楽しくなり、さらにコンテストにも参加するようになり、のめり込みました。

六車:一番の魅力は何ですか?

鈴木さん:お菓子はアーティスティックなところが出しやすいので、好きな味や形などを考えていると楽しくなってきますね。ノートにメモしたり、頭で描いたものを、作って、作り直して、また作って・・・。

試行錯誤を繰り返して、
まさに、『生みの苦しみ』と『生みの喜び』だ。

六車:芸術って沢山ありますけど、ほとんどが食べられませんものね。そう思うと、芸術性だけじゃなくて『お味』が入ってくるのは、お菓子作りならではかもしれませんね。

鈴木さん:だから『二度美味しい』んです。見て楽しんで、食べて美味しい。2つ幸せがあると思います。

 

いやぁ~~~。本当だ。
確かに、2度美味しい(笑)

 

そして鈴木さんは、本当にお菓子作りが好きなんだなぁと伝わりました。
トリアノンの店員さんは、皆さんニコニコ。きっと、鈴木さんのようにお菓子作りが本当に大好きな人たちが自然と集まってきたのだろうなぁ。

 

見た目も可愛くて、
美味しくて、
安い!
さらに、店員さんもニコニコの、あったか~いお店『トリアノン』さん。

 

大久保駅に行くときは、必ずまたお伺いします!
皆様、本当にありがとうございました!

 

 

P.S.お土産に買って帰ったケーキも、全部美味しかったです~!!!

 

 

※この日記の放送は、こちらからお聴きいただけます。

※『ななたび!』日記
#19 鎧神社その3は、こちらからご覧いただけます。

 

《参考》
トリアノン 公式HP

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