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MBSラジオ『ななたび!』日記 #15 神田明神その4  かたき討ちがきっかけ? 江戸時代から糀を守り続ける老舗の絶品甘酒 (MBS2020年9月27日OA分)

※この日記の放送は、こちらからお聴きいただけます。

 

今週の『ななたび!』は、神田明神さん界隈のグルメ。

いろいろと聞き込み調査を行ったところ、口を揃えてオススメされたのは、
神田明神さんの鳥居横にある『天野屋』さんです。

「こちらの甘酒は本当に美味しいので、ぜび飲んで帰った方が良いよ。」とのこと。

入り口には、

 

おぉ~~~。
やはり、『甘酒』押し!!!

 

今回も、ダメもとで飛び込み取材をお願いしたところ、二つ返事で快諾してくださいました。
本当に感謝しかありません!!!ありがとうございます!

お話を聞かせてくださったのは、天野史子(フミコ)さん。
とっても素敵な女性です。

 

六車:ものすごく歴史のあるお店とお伺いしました。

史子さん:江戸末期の1846年。篤姫の時代からですね。

六車:それはすごい!では、代々ずっと、こちらのお店を???

史子さん:本当はね、先祖は京都なんです。京都からかたき討ちで、、、

 

え!? かたき討ち???

 

いま、かたき討ちって言った???

いやいや、ちょっと待ってください。
いきなり話が凄すぎて、ひっくり返りそうになりました。

気を取り直して・・・
史子さんによると、こういうことらしいです。

ご先祖様は、もともとは京都に住んでいました。
ところが弟さんを亡くされ、そのかたき討ちで、お兄さんが江戸に出てきます。

選んだ場所は、神田明神さんの傍。
というのも、この前の道は、中山道(なかせんどう)。
ここを通って、みな日本橋の方へと向かいます。

「ここで茶店を開いて待ち伏せをしていれば、弟の仇は取れる!!!」

そう思ったお兄さんは、ここで待ち伏せることになったものの。。。
よくよく考えれば、当時はインターネットも何もない時代。
かたきを討とうにも、相手の名前も顔もわからない。どこのどいつか、わからないのです。

これじゃあ、かたきの討ちようがないではないか~!!!

しかし、「弟のかたきを討つ!!!」と家を飛び出しただけに、手ぶらで故郷に帰るわけにもいきません。

 

とはいえ、生活もしなくてはならない。
そんな時に、ちょうど店の奥には室(むろ)があり、たまたまこの辺りは糀(こうじ)を作るのに適した温度だったので、糀屋を始め、甘酒や味噌など、色々なものを作るようになったそう。

 

なんという話だ!!!

 

六車:もし、あのとき、かたき討ちができていれば???

史子さん:さっさと京都に帰って、向こうで住んでいたでしょうね。

 

つまり、この名店は生まれてなかったということだ。
奇しくも、かたき討ちができなかったからこそ、歴史に残る名店が誕生したのである。

なんてドラマチックな話なの~!!!

 

その昔、この辺りは高台でお水が美味しいので、糀屋さんはあちこちにあったそうです。
しかし現実は厳しく、糀屋さんだけではなかなか食べていけないとか。

『跡継ぎさんが、跡を継がないでやめていく』というお店が、多かったそう。
こうして今では天野屋さんが、この辺りで一番の老舗なのです。

 

史子さん:うちはね、乾燥ではなく、生糀(なまこうじ)なのよ。生糀はね、作ってすぐに使うの。すると、生だからとっても美味しいのよ。

この生糀から、塩糀味噌を作り、その味噌から味噌漬けなどが作られる。
どれも、体に良いものばかり~!!!

店頭には、美味しそうで、体に良さそうな商品がたくさん!!!

 

名店の甘酒

おもしろいお話をたくさん聞かせて頂いたところで、そろそろ甘酒が飲みたい!!!
こちらの自慢の甘酒は、江戸時代の創業当時から、何一つ、お味が変わっていないとか。

お店の奥は、喫茶になっています。

温かみのある、すてきな店内。

まずは、名物の甘酒!!!

おいしそ~!!!!

では、いただきます!

 

お、おいしい・・・!

 

お砂糖も添加物も、一切入っていない、純粋ピュアな甘酒。
最初、『思ったよりも、甘くなくて、爽やか』と思いましたが、撤回。

これ、お砂糖が入っていないんでしょ???

だったら、めっちゃ甘味が出てる~!!!
糀だけで、こんな甘くなるの!?!?!

ちょっと、衝撃的な美味しさです。
今まで飲んでいた甘酒はなんだったんだろう???

 

六車:甘酒のこれまでの印象は、『甘い』『生姜がキツイ』でした。

史子さん:昔は、生姜を入れていた時もありました。でもそれは、糀が良くないから。

六車:なるほど!色々とごまかすために、生姜が使われていたのですね!

史子さん:そう。だからこの甘酒に、生姜なんて一切必要ない!!!

 

いやぁ~!!!素晴らしい。
やっぱり、ホンモノは違うということですね。

そして私は、一気飲み。
美味しすぎるわぁ~~~。

 

甘酒のかき氷

つづいては、甘酒のかき氷も。

このかき氷。
氷の上から、甘酒がかかっているわけではありません。
甘酒は、下にたっぷり。上は、氷だけなんです!!!
おもしろ~い。

では、いただきます。

 

んんんんん。おいしい!!!

 

甘酒がかき氷になると、また一味違う!!!
なめらかになる。

そして、時折出てくる米粒ちゃん。

ええ仕事してるわ。
たまらんわ。

甘酒も、かき氷も、自然な甘味なので、
永遠に食べ続けられる!!!

 

糀を守り続ける


六車:お店を続けていく中で、一番大変なことは何ですか?

史子さん:味を守ることです。

六車:その年によって、気温も違えば湿度も違いますものね。

史子さん:そうそう。だから、糀の作り方も全然違ってくるわけ。

六車:そうなると、ノウハウだけじゃなくて、経験ですよね。

史子さん:そう。体で覚えるの。レシピなんて、昔から無いのよ。

 

というのも、糀は、とにかく雑菌に非常に弱いそうです。
糀が一回でも悪い雑菌に侵されてしまうと、もう手立てはなく、お手上げになってしまうそう。

史子さん:だから私たちは、室の中に入れないの。私たちは、お店で接客をしているでしょ?

つまり、毎日接客をして、お客さんと雑菌の交換をしている女性の皆さんは、
その雑菌を持って行ってしまう恐れがあるため、室へは入れないそうです。

糀の世話は、男性の仕事。
毎日、消毒して雑菌を無くした白衣を着て、室の中に入っているそうです。

 

その昔、室が沢山あった時には、作っていない方の室で、お店をしていたこともあったそう。
しかし今は、ビルができてしまい、室が1つになってしまいました。

 

史子さん:この室がダメになったら、私たち、もう暮らしていけないので。だから一切、室には入れないです。

 

 

知らなかった。
糀って、そんなにデリケートだったのね。

でも、こうして人の手をかけて、大切に丁寧に作られた糀は、本当に衝撃的な美味しさでした。

 

『この最後の室を、何とか守らなければ』

史子さんは、そう仰っていましたが、私も同じ気持ちになりました。
だって、この『ホンモノの味』は、この先、もっともっと未来の人たちにも、味わってほしい。

これはもはや、食文化だ。
絶対に、後世に伝えなければと思う。

そのためにも、天野屋さんには、1つになってしまった糀の室を、何とか守り続けていただきたいなぁ。

そう思うほど、本当に美味しい甘酒でした。
ごちそうさまでした。

 

な、なんじゃショット

さて、神田明神さんの旅。

『な、なんじゃショット』は、迷わずこちらになりました~!!!

天野家の美魔女姉妹。
お写真、向かって右手が史子さん。73歳。
そして左側が、14歳年上のお姉さま。

いやぁ~!!!見えないわ~!!!

もともとお顔立ちも美しいお二人ではありますが、
とりわけ目を引くのが、お肌の美しさ!!!

 

この美しさ、写真で伝わるかなぁ。。。

本当にきれいなんです!!!
キメは細かいし、
色は白いし、
シワなんて、全然無い!!!

 

やっぱり糀は、美と健康にメチャクチャええんやわぁ。。。

 

お二人は、味見もかねて、毎日チョコチョコ糀を食べたり飲んだりしているそうです。
ということで、私も早速、お土産を購入。(←単細胞)

まずは、美味しかった甘酒。

お店の味を、そのまま家でいただけるのが嬉しい。

そして、納豆!!!

めちゃめちゃ大粒!!!

大豆の甘味をしっかりと感じられる、美味しい納豆でした。

そして、塩糀。

胡瓜と茄子を切って、塩糀で軽く揉んだだけ。
一晩で、

美味しい塩糀漬けができました~!!!

娘も、ポリポリ。
一気食い(笑)

さらに、こちらも。

 

糀のパック!!!
私も、天野家の美人姉妹を目指しますっ!!!

天野屋の皆様、
天野史子様、
本当に、楽しく美味しく、素晴らしい時間でした。

ありがとうございました。
今度は、娘を連れていきます!

 

※この日記の放送は、こちらからお聴きいただけます。

※『ななたび!』日記
#14神田明神その3 は、こちらからご覧いただけます。

≪参考≫
天野屋 公式HP

 

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