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【前編】朝に飲む美容液!「朝ごまトマトジュース」で美肌&エイジングケア!

朝ごまトマトジュースは、私が約20年続けて本当に良かったと実感している美容法です。

若い頃は肌に自信がなく、厚化粧で「隠すメイク」をしていましたが、まもなく50歳になる今、隠したいものは全て肌から消え、ノーファンデでテレビに出ています。

 

20代の頃より今の方が肌に自信を持てるのは、朝ごまトマトジュースのおかげ。私にとって、まさに「飲む美容液」です。

 

レシピ  朝ごまトマトジュース

 

 

《材料》 1人分
・無塩トマトジュース(カゴメ 濃厚リコピン)  コップ1杯(200CC)
・オリーブオイル  大さじ1/2〜1
・黒すりごま  大さじ2

 

《作り方》
1.トマトジュースをコップに入れる
2.オリーブオイルと黒すりごまを入れ、スプーンで混ぜる
3.朝ごはんの前に飲む!

 

とっても簡単でしょう?
材料を混ぜて、朝食前に飲む。たったこれだけで、美肌はもちろん、エイジングケアやダイエット、便秘改善など、さまざまな美容健康効果を期待できますよ。今回はその中から、エイジングケアについてのお話。

 

なぜ「トマト」が良いの?

 

私がトマトを選んだ理由は、トマトに含まれるリコピンが他と比べて強烈な抗酸化パワーを持っているからです。「抗酸化」パワーとは、ひらたくいうと「老化を食い止め、美と若さを保つ」パワーです。
(※抗酸化について知りたい方は、コラム最後をご覧ください。)

 

20代の頃、どんなに不摂生をしても平気だったのは、酸化を食い止める抗酸化酵素を分泌していたから。ところがこの酵素は20代がピークといわれ、その後はどんどん減り、40代でガクンと減少します。40代になって肌や体の衰えを実感するようになるのは、自分の抗酸化力が落ちたことも大きな原因なのです。そこで頼りになるのが、抗酸化作用のある食べ物。酵素の分泌が減ったなら、食べ物から抗酸化パワーをもらおう!というわけです。

 

朝ごまトマトジュースは、強烈な抗酸化パワーを持つリコピンを効率よく摂り入れ、女性が体の内側から美しくなれるように、とことん考えて作りました。
実際に続けた方からは、

 

「ハンドクリームもリップクリームもいらなくなった」
「どんどん肌が元気になって、私もノーファンデになりました!」
「気づいたら体重も落ちてビックリ!」
「シミが薄くなってる!?!」

 

など、嬉しいお声を数多くいただいています。(※個人の感想によるものです)
続けるうちに、健やかで美しい素肌、体へと導いてくれますよ。

 

朝ごまトマトジュース 4つのポイント

 

では、朝ごまトマトジュースのこだわりポイントを4つ、ご紹介しましょう。

 

1.トマトよりトマトジュース!

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リコピン目的なら、トマトよりトマトジュース!

 

リコピンは、トマトよりトマトジュースの方がしっかり吸収できます。というのもリコピンは硬い細胞壁に守られているため、そのまま食べても吸収しづらいのです。トマトジュースは加工時に細胞壁を破壊し、リコピンが外に出ている状態なので、効率よく吸収できます。トマトよりトマト加工品の方が約3.8倍も吸収率がアップしたという研究もあるほどなんですよ。私はカゴメ「濃厚リコピン」を飲んでいますが、美味しいのはもちろん、リコピンが2倍なのが魅力です。

 

2.オリーブオイルでさらに吸収アップ!

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朝ごはんにオリーブオイルを使う人は、少なめでも大丈夫

 

リコピンは脂溶性(水に溶けにくく、油に溶けやすい)です。つまり油と一緒に摂ることで吸収率がアップしますが、特にオリーブオイルとの相性が良いことがわかっています。

オリーブオイルを選ぶとき、私の必須条件は「遮光ガラス容器」です。オリーブオイルはオメガ9に分類される安定した油ですが、それでも「光と空気」は酸化を早めてしまいます。

これさえクリアできれば、あとは「何を求めるか」。なるべく安く抑えたいなら、遮光ガラスに入っていればOK。味や風味、ポリフェノールなども求めるのなら、お好みのオイルを選べば良いと思います。私は毎回いろいろなオリーブオイルを買って楽しんでいますよ。

保管はシンク下など暗い場所かアルミホイルを巻いておくと、光による酸化を防げるのでおすすめです。

 

3.黒ごま

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黒ごまは、必ず「すりごま」で!

 

黒ごまを入れる最大の理由は、風味です。娘も朝ごまトマトジュースが大好きですが、黒ごまを切らしたときは飲みません(笑)黒ごまが加わると、まるでコース料理の前菜に大変身!トマトジュースが苦手な人も、きっと美味しく飲めると思いますよ。また黒ごま自体にも抗酸化作用があり、美容効果を期待できます。さらに不溶性食物繊維が便の「かさ増し」をしてくれるので、お通じにも嬉しいのです。

黒ごまは、必ず「すりごま」を選んで下さいね。ごまは外皮が硬く小さいため、そのまま食べてもほとんど吸収されずに出てしまいます。栄養をしっかり吸収させるためには、「すりごま」がおすすめです。

 

4.朝に飲む

カゴメさんの研究で、リコピンは朝に摂取すると最も吸収が良いことがわかっています。

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出典:KAGOME
一目瞭然で朝がダントツ。ちなみに朝に飲めなかった場合、昼ではなく夜に飲んだほうが良いこともグラフからわかります。

 

ね?圧倒的に朝でしょう?
一日一回、美容のためにトマトジュースを飲むなら、朝に飲んだ方がゼッタイお得ですよね。私は、朝ごはんの前に飲んでいます。(ちなみに朝ごはん30分前にすると、ダイエット効果も期待できますが、そのお話はまた今度。)

 

トマトジュースが苦手な人は・・・

 

朝ごまトマトジュースは本当に美と健康に良いのでぜひトライしていただきたいですが、トマトジュースが苦手な方もいらっしゃいますよね。

例えば「トマトなら食べられる」という人は、トマトでOK。トマトは「リコピンの吸収率」という点ではジュースに敵いませんが、全く吸収しないわけではありません。リコピンの正体は、トマトの赤い色素。ぜひ真っ赤なトマトを選んでくださいね。またリコピンは皮に多く含まれているので、皮ごと食べましょう。オリーブオイルをかけると、吸収率もアップしますよ!

「トマトソースなら好き」という人は、トマトスープやチキンライスなどの作り置きも良いですし、もっと手軽に摂るならソーセージにケチャップをかけるだけでもリコピンは摂取できます。

つまり「リコピンは朝、油と一緒に摂ると良い!」さえポイントを押さえておけば、あとはご自身の生活の中で自由に変化させてあげてくださいね。

朝ごまトマトジュースは、今日飲んでも明日は何も変わりません。人間の体は、三ヶ月単位で生まれ変わると言われています。まずは三ヶ月、続けてみて下さいね。

 

**プチ美容講座 「酸化」ってなぁに?**

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自転車がサビると乗れなくなるように、細胞もサビると機能できなくなり、やがて死滅します

 


・活性酸素


体内で発生し、体をサビさせてしまう物質。私たちは呼吸をするだけで、体に入った酸素の一部が「活性酸素」に変わります。適度な活性酸素は、細菌感染を防ぐなど健康に大切な役割をしてくれますが、過剰に増えると健康な細胞まで攻撃してしまいます。活性酸素が過剰に増える原因は、暴飲暴食やストレス、目の疲れ、大気汚染などさまざま。つまり私たちは常に活性酸素にさらされています。

 

・酸化
活性酸素により細胞が攻撃され、サビること。端的にいうと老化。自転車がサビるとハンドルやブレーキがきかなくなり、いずれ使えなくなってしまいます。細胞も同じで、酸化すると本来の働きができなくなり、やがて死滅します。そして細胞数が減ること自体が、「老化」なのです。

 

・抗酸化
「酸化に抗う」こと。つまりエイジングケア病気予防に繋がります。

【参考文献】

1)Paolo Di Mascio, Stephan Kaiser, Helmut Sies (1989) Lycopene as the most efficient biological carotenoid singlet oxygen quencher. Archives of Biochemistry and Biophysics. 274(2) p.532-538
2)稲熊隆博(2015).「カロテノイド含有野菜のヒト健康への寄与およびその利用に関する研究」『日本食品科学工学会誌』62巻6号p.263-273
3)YNiwa,K Ishimoto,T Kanoh(1990)Induction of superoxide dismutase in leukocytes by paraquat: correlation with age and possible predictor of longevity.Blood.76 (4)p.835–841
4) V Bohm, R Bitsch (1999) Intestinal absorption of lycopene from different matrices and interactions to other carotenoids, the lipid status, and the antioxidant capacity of human plasma.EurJNutr. 38(3)p.118-25
5) C Gärtner 1 , W Stahl, H Sies(1997) Lycopene is more bioavailable from tomato paste than from fresh tomatoes.The American Journal of Clinical Nutrition.66(1)p.116-122
6)鏑木 幸子, 大嶋 俊二, 稲熊 隆博(2001)「脂肪酸組成の異なるオイルによるリコピンの吸収性の比較」『ビタミン(The Vitamin Society of Japan)』75巻4号p.211-
7)YasukoFUKUDA,ToshihikoOSAWA,SyunroKAWAKISHI,MitsuoNAMIKI(1991)ntioxidative Activities of Fractions of Components of Black Sesame Seeds,Nippon Shokuhin Kogyo Gakkaishi .38(10)p.915-919
8) 青木,雄大 吉田,和敬 信田,幸大 砂堀,諭 西田,由香 加藤,秀夫 菅沼,大行(2017).「リコピン摂取時間帯がラットおよびヒトにおける体内吸収に与える影響」『日本栄養・食糧学会誌』70巻4号p.147-155

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