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汗をかいても、デトックスにはならない!

「汗をかいて、デトックスをしよう!」

当たり前のように耳にする言葉ですよね。
実際、汗をかくと『悪いものが出た!』という気分になって、スッキリしませんか?

ところが、『汗をかいて毒素を排出する』という説は間違いであることがわかっています。
では、人間は何のために汗をかくのでしょう?

 

答えは、『体温を下げるため』です。
老廃物や有毒物質を排出するのはどこが担っているかというと、『腎臓』と『肝臓』。普通に考えれば、ごもっともなお話ですよね。

 

ちなみに汗の成分は、水とミネラルがほとんど。
農薬、難燃剤、ポリ塩化ビフェニル(PCB)などの有毒物質も含まれていますが、その量はごくわずか。(学術誌「Environment International」に掲載された研究報告より)
なぜなら、これらの有毒物質は脂肪に引き寄せられる性質があるため、ほとんどが水でできている汗には溶けにくいからだそうです。

 

実際に、運動生理学者パスカル・インベルト氏が調べた結果、普通の人が1日45分間の激しい運動を行ったとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほど。この汗の中に、汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていなかったそうです。つまり、どんなに大量の汗をかいたとしても、その日、体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということになります。とどのつまりは、人間の体でデトックスをしてくれるのは、腎臓と肝臓ということです。

 

そして、もう一つ。一番気になるのは、
『そもそも私たちの体内には、いったいどれほどの農薬などが残っているのか』
ということ。

カナダ、マギル大学で科学社会事務局長を務めてるシュワルツ氏によると、ほとんどの人間は、体内にある農薬や汚染物質の量が極めて微量だそうです。この「極めて微量」が分かるのは、今や、1 兆分の1単位で物質を検出できるようになったから。一昔前には、検出すらされない量だったということですね。このわずかな物質によって、「すぐさま有害」とか「減らせば健康に良い」という話にはならないそうで、よほど極端な食生活をしない限り、あまり神経質になる必要はないということです。私(蛭田)もホッとしました。

 

というわけで、汗の仕事はデトックスではなく、体温を調節すること。
「汗をかくとキモチイイ!」という程度の意識で、スポーツを楽しみたいですね。
もちろん汗をかいたあとは、水分補給をお忘れなく~。

 

 

情報源:ナショナルジオグラフィック日本版サイト『汗をかいてデトックスはウソだった、研究報告』

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